
【動画解説】元Salesforce本部長が語る「SaaS Is Dead」のリアルとAIエージェント時代の落とし穴
世間を騒がせている「SaaS Is Dead(SaaSは終わった)」という衝撃的なキーワード。AIの急激な進化により、機能を提供するだけのSaaSは淘汰されると言われています。
しかし、世界のSaaS業界を牽引してきたSalesforceで本部長を務めた人物の視点では、この変化はどのように見えているのでしょうか?
本記事では、SALES GOのYouTubeチャンネルに登場した元Salesforceで本部長を務め、現在当社でCROを務める寺本との対談動画をもとに、「SaaS Is Dead」に対する元Salesforce本部長の見解と、これから到来する「※1AIエージェント時代」に向けて営業組織が本当に準備すべきことについて分かりやすく解説します。
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「SaaS Is Dead」は本当か?元Salesforce本部長が語る業界変化のリアル
世間では「AIの台頭によって従来のSaaSプラットフォームは時代遅れになったのではないか」と囁かれています。しかし、動画内では、元Salesforce本部長の視点として、Salesforceがこの変化に対して過度に焦っている印象はない、と語られています。
なぜなら、Salesforceは長年にわたりSaaS市場を牽引してきた企業であり、数年先を見据えて市場に新しい概念を提示してきた歴史があるからです。
世の中のトレンドが大きく変わるような革新的な発表(※2 Agentforceなど)を行った直後は、ユーザー側が「どう使えばいいのか」と手探りの状態になりますが、「3年ほど経てば、その世界観が徐々に市場に浸透していく傾向がある」というサイクルを、Salesforceはこれまでも市場に提示してきました。
つまり、「SaaSが死ぬ」のではなく、SaaSのあり方が「AIを前提としたプラットフォーム」へと進化する過渡期にあるというのがより現実的な見方と言えます。

理想は「ジャービス」!AIエージェントがもたらす新しい世界観
では、次世代のSaaS(データ基盤)はどのような世界へ向かっているのでしょうか。
これまでのように、人間がChatGPTなどに「質問して回答をもらう」という一問一答の延長線上ではなく、今後はAIが自ら営業データや顧客データを読みに行き、傾向を分析し、自律的に判断して人間をサポートする「AIエージェント」の時代がやってきます。
動画内では、映画『アイアンマン』に登場する優秀なAIアシスタント「ジャービス」に例えられていました。指示される前に「〇〇をやっておきました」と先回りして業務をこなしてくれる世界観です。
しかし、このような「夢物語」が先行する一方で、実際のビジネスの現場にAIエージェントを落とし込むには、超えなければならない大きな壁が存在します。

夢物語に要注意。AI導入で失敗しないための「2つの前提条件」
どんなに優秀なAIエージェントが登場しても、企業側が以下の準備を怠っていれば、期待した成果につながらないリスクがあります。
① AIを「新入社員」として扱い、ガイドラインを整備する
AIエージェントに自律的に動いてもらうためには、「何ができるか」という機能面だけでなく、「AIにどこまでのアクセス権限(セキュリティ)を許可し、どんなポリシーで業務を任せるか」というガイドラインの整備が不可欠です。 AIは特別な魔法ではなく、「新入社員を雇って組織に配置する」のと同じように、やってはいけないことを教え、業務フローの中に適切に組み込むインフラ的な設計が必要です。
② 人間が「データを扱うこと」に慣れる
特に注意したいのは、自社の業務フローが定まっておらず、SFAに正しいデータが蓄積されていない状態で、いきなりAIに頼ろうとすることです。 現状、「人間がデータを扱うこと自体にまだ慣れていない」企業は少なくありません。その状態でAIを走らせてデータの書き込みなどを任せれば、データの誤登録や重複、判断ミスが増え、かえって業務が混乱する事態(データのコンフューズ)を招く恐れがあります。

AI時代に選ばれる「次世代のデータ基盤」とGoCoo!の挑戦
「SaaS Is Dead」の先に来る未来において、企業が生き残るためには、機能に依存するのではなく、AIが正しく学習し、安全に活動するための「質の高いデータ基盤」を構築することが最重要課題となります。
Salesforceのような高機能なプラットフォームは、大規模な営業組織や複雑な業務プロセスを支えるうえで大きな強みがあります。一方で、企業によっては「設定が難しい」「現場に入力が定着しない」「必要なデータが蓄積されない」といった課題が生まれることもあります。
AIエージェント時代に重要なのは、単に高機能なツールを導入することではなく、現場が迷わず入力でき、営業活動の情報が正しく蓄積される状態を作ることです。
SALES GOでは、日本企業の営業現場に合わせて、顧客情報・商談情報・活動履歴を一元管理し、営業データを活用しやすくするSFA「GoCoo!」を提供しています。AI活用を見据えるうえでも、まずは自社の営業データが正しく蓄積される仕組みを整えることが重要です。
GoCoo!の特徴や他社サービスとの違いについては、以下の資料からご確認ください。
※1AIエージェント・・・与えられた目標に対して自ら計画を立て、自律的に業務を遂行する次世代のAIを指します。
※2 Agentforce(エージェントフォース)・・・Salesforceが2024年に発表した「自律型AI」のプラットフォーム。人間が一つひとつ指示を出すチャット型AIとは異なり、目標を設定すればAIが自ら判断し、業務を完遂することを目指す次世代の仕組みです。



